子供の夜尿症

子供の夜尿症は、お母様の深刻な子育ての悩みのひとつとして挙げられるものです。通常はオムツが外れたら、たまに失敗したとしても、毎日おねしょをしてしまうということは少ないですよね。

子供の夜尿症

周りの同じ年頃の子供にはそんなことがないのに、我が子は毎日おねしょをしているとなると、夜尿症かもしれないと思い、お母様の不安も大きくなっていくことでしょう。

夜尿症の定義とはなんでしょうか。小さな子供が粗相をしてしまうことを、即「夜尿症だから治療が必要」というのは早計であることは大半の方が認識されていることです。

では、「子供がしがちな失敗」と考えるのと「夜尿症」と考えるのとでは、どこにボーダーラインがあるのでしょうか?

若干個人差はあるものの、大抵の子供は5歳から6歳頃を目処におねしょをしなくなるとされています。ですので、この程度の年齢を境にしておねしょが続くようであれば、夜尿症である確率が高いということになるでしょう。

とはいえ、子供の発育には個人差があります。年齢別におねしょをする割合をみてみると、5歳くらいでおよそ2割ほどとなっているのが、7歳くらいになると半分のおよそ1割となり、12歳くらいになると0.3割と、成長とともに徐々に割合が減っていきます。

夜尿症だと思っていても、身体が発達するにつれて、周りの子供よりは遅くても、自然に治る例も多くあります。

夜尿症に限らず他のことでもいえますが、母親というものは、周囲の子供と比べて我が子の発育が遅いと感じると不安なものです。しかし、他の子と比べてどうかというよりも、あくまでもその子の発育のスピードを基に考えてあげることが大切です。

おねしょをするのが毎日でない場合、1年前はどうだったかと思い出してみると、去年の今頃は毎晩だったかもしれませんよね? 以前と比べて程度が軽くなっていれば、深刻にならなくても自然に治る可能性があるのです。

自分の子供が夜尿症なのは、自分の育て方やトイレトレーニングに問題があったのでは..と一人悩み、いつまでも症状が改善しないと、ついイライラして叱ってしまったりということもありがちですが、自信をなくすようなことばかり考えても良い方向には向きません。「大人になるまでには治る」くらいの大きな気持ちで構えてみると、深く悩むこともないのではないかと思います。

夜尿症

夜尿症のタイプ

夜尿症とひとくちにいっても、実はいくつかのタイプに分かれることをご存知でしょうか? 夜尿症は、どんなおねしょの仕方をしているかによって、大きく4つのタイプに分類されているのです。

ひとつは「多尿型」といわれるものです。子供の夜尿症で、おねしょをした時の尿の量が250ccを越える場合に多尿型に分類されます。身体が同じ年頃の子供の中で比較的小さく、日常生活でお水などの水分を大量に摂っている子供に多くみられるタイプです。

多尿型の子供は、思春期に迎える第二次性徴(声変わりや初潮など)も一般的な基準より遅れる傾向があるとされています。

ふたつめは「膀胱型」といわれるものです。膀胱に尿を溜めておく力が通常よりも弱い子供にみられるもので、尿をガマンできない寸前まで溜めさせた時の尿の量が、7歳くらいで150cc、9歳くらいで200cc、10歳を越えて250ccに満たない場合に膀胱型に分類されます。昼間でもトイレが近い子供が多い傾向があります。

みっつめは「解離型」といわれるものです。就寝中にわずかでも尿が溜まると、膀胱が自然に収縮し、おねしょをしてしまうもので、夜尿症のタイプの中では、治療が難しいタイプとされています。

そしてよっつめが、最も症状が重いとされる「混合型」です。混合型というのは、おねしょの量は250ccを超えるにも関わらず、限界まで膀胱に溜めることができる尿の量は少ないというもので、多尿型と膀胱型の両方の特徴をあわせ持つタイプを指します。

夜尿症には、このようにいくつかのタイプがあり、どのタイプであるのかによって、最適な治療や対策が異なってくるのです。

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